新たな住まいづくりにおいて構造材などの木材は、通常は材木屋さんからとかプレカット工場からの調達がほとんであるが、今回
手入れされた山林所有者の杉原木を伐採してその方の家づくりを担当出来る事になった。
先月11月16日、南三陸町の自立再建復興住宅の仕事で、既に実施設計が終わり棟梁さんの木拾い調書も上がったので、伐採が始まっているということで打ち合わせ終わってから山を案内してもらった。手刻みの仕事である。来年2月末頃製材するまで山で葉枯らししておく様です。
写真で紹介します。
佐々木
12/10(日)ある方から紹介された見学会に参加して来ました。
現場をもっている南相馬市原町区鶴谷から25分程車で南に位置する小高区桃内と言う所。
文化財の指定は無いが明治末期から昭和初期にかけて趣向を凝らして作られた市内有数の近代和風建築・天野家の主屋・土蔵・長屋門が近く取り壊されるとの事で、南相馬市教育委員会文化財課によるお別れ公開としての見学会でした。
天気も良く多くの見学者が集まりました。
工手学校建築学科(現工学院大学の前身)出身で関野貞・伊東忠太等に師事したという二本松孝蔵という方が設計者で地元出身とのこと。
全国の著名社寺を多く手掛けられた方の様で今回初めて知った。これだけの建物が何故取り壊されないといけないのか。
個人所有で3・11の震災の件やら色々あるとは思うけど、なんとか地域の宝として保存活用される道は、知恵はないものか。
取り壊されるのはとにかくモッタイナイ!
参加された方の殆どからそういう声が聞こえたし、私も切にそう思う。様子を写真で紹介します。
佐々木