竣工:2012年12月 建設地:大崎市古川穂波 規模:木造2階建て 延べ床面積:138.60㎡、1階床面積:105.99㎡、2階床面積:32.61㎡
子どもの教育にかかわるご夫婦の家。子どもが安心して集まれるようにと、シックハウスの心配の無い、深呼吸のできる家を望まれました。一緒に山に行き、家づくりに使う木を選ぶところから始めました。大黒柱となる木の伐採を手伝ってもらったのです。その直後に、東日本大震災が起こり、伐採した木も流されてしまったのでは、と心配しましたが、偶然、高台に運んで保管していたので被害を免れました。竣工は2011年の12月。震災のあった年の年末でした。
自然木の感じを出すために、根元のカーブの部分も込みで伐採し、家のシンボルとなる柱として使っています。家の中に生きた木が生えているようです。